~転職活動の起点はどこ?~

*こちらのブログは主に年齢的に若い20代から30代はじめくらいのかたに向け、発信しています。もちろん、それより上のかたにも、これまで納得のいく転職をしたことがなかった、あるいはこれまで一度も転職をしたことがないかたのご参考にもなる内容です。

キャリアの創造を充実した素晴らしい体験とできるよう願い、14年リクルーターとして、経営者層から若手まで数千名の幅広いプロフェッショナルの皆様のご相談にのるなかで、キャリアの創造に、とても大事で是非伝えておきたい、皆さんがひっかかりやすい罠、外形的に気を取られ見過ごしてしまいがいちな大事な事項についても注意喚起しながら書いています。

1か月に1つUPしていきます。

 

1.~転職活動の起点はどこ?~

自分軸を知る ー価値観の明確化― (マインド編)

2000年代に入ってからの20年弱のあいだに勤務の形態は急速に変化をとげ、フリーアドレスオフィスやリモートWORK、社内起業は当たり前のことになり、働き方改革の流れもあり、複数の仕事をもつ(パラレルWORK)ことを許可する企業も増え、働き方はこれまでにない程多様化しました。一方伝統的な働きからかたから大きく変わるのは難しい業態もあり、どんな仕事を選択するかが人生のありかたや、楽しみ方、子育て、介護などのライフバランスにこれまで以上に大きく影響を与えるようになりました。

多様な働きかたが可能となり、選択の自由度が広くなっただけに、

「どんな価値観」で

「どのような形態」で、

「何の仕事をするのか」

の判断はサービスの提供のしかたや貢献の仕方など多くのオプションがあるなかで、複数の考えかたの選択と、社会構造に対してのマーケットアプローチ、ワークライフへの価値観を抱合する判断となり、そのため明確な価値観や信念、社会に求めること、それを実行できる個人の能力が問われる時代になったとも言えます。

仕事が周囲の人や家族、友人から何をいわれるかが基準ではなく、本当に自分自身の価値観を反映し、能力を発揮し楽しめるものであれば、人生の充実感と幸福感を味わうことでしょう。

仕事が今の自分の価値観を反映していなければ(過去には反映していたとしても)それは、輝きに欠けた時間と感じ、そこから自由になれる休暇や時間を楽しみに生きることになると思います。それは産業革命の時代の時間を切り売りする労働者という定義から進歩がないことになってしまいます。

 

仕事を選ぶとき、条件はもちろん大事です。しかし、ただ条件だけで選んでしまえば、それは味気ない時間で、あなたの魂を輝かせる仕事にはならないでしょう。

 

世界であなただけのいまの価値観を反映したProfessionを選んでほしいと思います。

転職、なんの仕事をしようか、どこの会社で働こうかと考える前にまず、ご自分に今の価値観(=自分軸)問いかけてください。

 

外側から探しはじめるのではなく、まずあなたの内側を探って、向き合ってください。~そこになにがみえてきますか?~そこが本当の転職活動、あなたの人生のCHANGEの起点です。

 

自分の価値観の軸を確認しておかなければ、活動中に自分にとってなにが大切かわからなくなり、あるいは優先順位を迷ってしまうことが往々にして起こりえます。

そうすると何が起こるか、活動自体が指針とする中心軸がないためにぶれてしまう、途中で行き詰る、複数オファーをもらったもののどれをどのように選べばよいかわからずお手上げ、結局は条件のみで判断する(そしてもっと条件のよいところがあとからでてくると新しい会社でも簡単に心ゆれる)、本当にやりたいことにきりこめず納得がいかない形で次の転職先を選ぶ、とりあえず逃げだけの転職をして新しい先で他の問題にぶちあたる、中途半端な活動をしてしまい糧も得られず混乱のうちに活動をうちきる等、短絡的な判断や思いつきやそのときの感情に流された行動や決断をしてしまうことにつながります。そのような転職で本当に満足し、100%の力で新しい仕事にとりくめるでしょうか?外部環境の責任にして、再度転職活動をする、そういうかたが実はとても多く残念です。

 

そうやって自分と向き合うことをせずに短絡的な行動を起こし、短絡的な転職を繰り返し1年ごとに仕事を変わる方さえいます、それは自分を大事にしていないことになります。そして、プロフェッショナルとしての価値を自分の手で下げてしまいます。

 

ご自身を大切に、自分だけのキャリアを選びとり創っていってください。本当に納得し満足してここから数年はここで100%全力投球して仕事ができるという場を選んでください。それがあなたの大切な人生の1日1日を心から充実感を味わって過ごすことにつながります。

次回は価値観をみつける方法についてのコラムです。