転職のプロセスと大事なポイント 前編

転職をするときめたら次のSTEPは? ~転職活動の準備、応募から内定までのプロセス(行動編)~

実際の具体的な転職活動の方法ととても大事なそれぞれの注意点についてご紹介します。私自身が14年リクルーター、キャリアコンサルタント、ヘッドハンターとして仕事をしてまいりました経験、その集約に基づき、ありがちな問題や疑問点、皆様が迷うところについて明確なアドバイスをいれております。

 

STEP1. やりたい仕事の要素をリストUP   

ここで注意、これはすぐに会社名や仕事OPENIN案件を並べろということではありません。あくまでその仕事のもつ要素を並べるのです。

もちろんすでにかなり狭めてやりたい仕事が決まっているのであれば、(例えば投資銀行のバンカーとひとつ決まっているのであれば)そのなかでの要素を考えてください。

 

職種もしくは、それはどんな要素をもった仕事であるか、

業界や企業のサイズ感は

どんなフェーズの企業がよいか

そこでどんな役割を果たしたいか

どのような人と働きたいか?どのようなお客様のために働きたいか?

自分の貢献をどのような形で見たり、どのような感情を感じたりする仕事がよいか等です。

 

STEP2. 現職と異なる業界なら業界リサーチを行う。

STEP1がある程度まとまったら、業界や職種を絞ってください。全く新しい業種ならそこへのエントリーハードルも調べます。

現職と同業であるなら、さらに深く会社の情報、現状を知るためのリサーチをします。

 

友人、先輩、学校の同窓生などフルにネットワークを活用します。情報収集についてはただし、口が堅い信頼できるかたを選んできくことは大事です。転職しようとしていることは現職にはあくまで秘密で行うためです。

 

STEP3. 理想的にはどのくらいのタイムラインで動きたいかをやわらかめに(あとで調整がかけられる余裕を残し)決めスケジュールを立てる

よいお仕事をさがすのは忍耐と共に自分のリソースをプロアクティブに沢山使うことも必須です。ご縁のある仕事が比較的速い段階ででてくることもあれば、すぐにない場合もありますので、柔軟性をもったプランをつくっておくことがおすすめです。(どのくらいでOPENINGがでるかをエージェントさんにきいてみたりして知識を得ておきます)

 

また、転職実行のタイミングについては下記のような様々な希望や守るべき規定や、考慮すべき事項があると思います。それを事前に確認して(超重要です!)、考えて、戦略的に1.活動準備、2.面接活動、3実際の転職のタイムライン予定をたてましょう。

 

―現職の社則を読み退職から入社までの通知期間を確認しておく。グレースピリオドが2か月、3か月ある(投資銀行のかたはVPクラスでも2か月になっているファームもでているようです。事前チェック必須です)

―現職の繁忙期が終了した後、引継ぎをおちついてできるタイミングがよい、

―今年のボーナス受領後にやめたい(年1回か2回の支払によっても事情は大きく異なりますね)

―結婚、出産などの事情でその時期が落ち着いた後がよい、そのため忙しくなる前がよい、―早期退職制度を使ってやめたいので早期退職応募の期限がある、あるいは早期退職に応募したので一定の期限以降でないと転職できない

―海外駐在からもどってから転職したい、

―転職の間に留学時期を挟みたいなど、

―家のローン審査があるので、それが終了してから転職したい、

―社内留学制度の結果がわかった後に転職したい、

―社内留学に行ってしまったので、帰国後規定の年数内に退職すると留学の学費返済義務が生じる

―共働きの為、子供が小学校にあがって幼稚園のお迎えがいらなくなってから転職したい

―友人の企業予定のベンチャーに誘われており、参画するか、別の企業への転職活動をするか迷っているためファンドレイズできるか結果をみてからきめる

―現職の昇進の状況を見定めたい

 

どうなるかわからない要素(留学や海外転勤)がある場合はプランA,Bをつくっておいて、事態が変化したときにも、すぐにプランをスイッチして対応できる柔軟性をいれておくとよいでしょう。

タイミングによってでてくる案件も異なります。エージェントさんにお願いする際は綿密に上記のような制限要因となり得る個別事情とタイムラインの希望(予定でも)を話しておき、希望の予定にそうアドバイスをうけましょう。(*はじめから話したほうが、適切な紹介やアドバイスを受けられ、活動がしやすくなります。)

*エージェントのコミュニケーション詳細については後編のSTEP5にて詳しく解説しています。

 

STEP4 履歴書、職務経歴書、必要な場合は英文RESUME類を完成する

ご自身の最重要プレゼンテーション資料です

しっかりした書類を作ります、RESUMEからその方の仕事の能力は透けて見えます。

これで書類選考が受かるかどうか、つまり面接までたどりつけるかが決まります。

 

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