面接を受けている期間にやっておくと面接が上手になり、転職先でも成功する5つのこと

面接をただこなしていくだけではもったいない、そこから学べること、改善していけることが沢山あるのです。そしてそこで得たサポートに心から感謝を示すことまでが、成功しているプロフェッショナルが行っている一連の流れです。

1.1回面接終わるごとに振り返りを: 1回ごとの面接終了後には、必ず面接でうまくいったこと、うまくいかなかったことを振り返り、書きだします。反省点があれば、なぜそれがだめだったのか要因分析をすると共に、改善策を考え、実行するなり、練習なりしておきましょう。これをやっておけば、面接スキルは回を重ねるごとあがっていきます。

2.マインド日記をつける:転職活動中はロジカルに考え、左脳を使って分析することも多いですが、同時に、新しい仕事の内容をきいて、ワクワクしたり、ちょっと変化がなくつまらないかもと感じたり等の感情の動きから、自身の価値観は今どうなんだろうかと新しい問いかけが生まれたり、価値観のある部分を見直したり、あるいはどうしても譲れない価値観を再確認するようなできごとが起こったりもします。面接のなかでであった人のお話しのなかから、新たなご自身への問いかけを感じることもあるかもしれません。 転職活動中は、そのような気づきや大切な自分への問いかけが、毎日同じ職場で仕事をしている時よりもずっと急速に、頻度が多く起こり得ます。それらを書き留めて、それに対する自分なりの答えをみいだしていくなかでご自身の思考を深め、自分に対する理解を深め、決断の材料にしていくことで、転職活動に役立てましょう。面接のところどころで、方向性や立ち位置を再確認するときに大きく役に立ちますし、最終的にどの企業へ入社されるかを決める際にも、転職活動の初めに軸を確認した時よりも、再度思考を深め、大事にしたいと確認できた自分の価値観は役立つでしょう。また、次回の転職活動のときに振り返りとして、以前の活動はこういう目的で、こういう思いでしていた、と、参考にすることもできます。

3.自分軸の振り返り:活動中迷ったとき、価値観の見直しで見つめなおした価値観に立ち戻り、自分はどうありたいかに立ち戻ってみましょう。ありたい自分の目でひとつひとつの仕事をみつめてみると、どんなふうに思いますか?自分の気持ちに正直にいることはとても大切です。そして、自分に向き合い、そのうえで、心から信じる想いを志望動機として常に伝えていけたなら、それを聞く面接官の心に響きます。

4.身体を動かしエネルギーを動かす:現職を続けながら、あるいは仕事がすでになくなってしまって、気を張って面接をうけている時は、肉体的にも、精神的にも負荷が大きいこともあります。エクササイズをする、長めの散歩をなどレギュラーに体を動かし気分転換できることをしましょう。朝のメディテーション(瞑想)もお勧めです。ストレスを軽減と面接つかれした脳を休めることができます。心身共にフレッシュなエネルギーをチャージしていきましょう。

5.お世話になった方々にお礼を: 転職期間中にお世話になった方たちの名前をメモにとっておきましょう。そして、仕事がきまった時、もしくは入社の際にはお礼状やお礼メール、お礼の電話をしましょう。面接で特にあなたのことを強く推薦してくださったり、次回へのアドバイスをくださったりした面接官がいらっしゃれば、そのかたにもお礼を伝えます。それは転職する企業のかたに限りません。例えば、情報収集で友人の友人などちょっとしたことでも業界の知識を教えてくれたなど、あなたの力になってくださったかたへの感謝を忘れないこと、人として、そして高いプロフェッショナルEQ(詳しくはBLOGの3を参考)を体現する者として、大事なことです。それにまたどこかでご縁のあるかたたちなのかもしれません、それだから感謝するわけではないですが、あなたの新たな人脈アセットでもあるのです。退職や入社準備で忙しいなかでついなおざりにしてしまいがちだからこそ、意識して行うことです。感謝の気持ちは、転職先での人間関係を良好なものにしていく鍵となるでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。ただひたすら、面接をこなすだけよりもう1段上のことができれば、あなたは確実に成長し、そしてあなたをサポートしてくださる方も同時に増やしていけます。それは長いキャリア人生のなかで大きな糧となるでしょう。

次回はライフキャリアのなかでのはじめての転職のタイミングについて考察していきます。